神戸山手インタビュー01

異人館でいただく正統派フレンチ「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」

観光名所の多い神戸のなかでも、ひときわ異国文化の漂う場所である北野。その異国文化のシンボルとも言える洋館に新しい息吹を吹き込み、訪れる人を魅了しているフランス料理レストランが「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」だ。店の柱となるのはヨーロッパ各地のレストランで料理長などを務め、街のレストランをわずか8年でミシュランの三ツ星レストランにまで成長させた経歴もある鷦鷯(ささき)シェフの手掛ける料理である。今回は、お店の副支配人である木村政晴氏に「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」の魅力や街の魅力を伺った。

国際都市神戸に新しいケミストリーを北野から

「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」
「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」

――まず、オープンのきっかけについて教えてください。

木村副支配人:1908(明治41)年に神戸に居留してきたフランスの貿易商人グラシアニ氏の邸宅がある場所でグラシアニ邸のイメージを継承しつつ、神戸北野にふさわしいフランス料理レストランを運営していこうというのがオープンのきっかけです。100年の古き良き歴史のある北野町でレストランを運営することによって新しい何かが生まれるのではないかということを意識しています。

「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」エントランス
「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」エントランス

――お店のコンセプトについてお話を聞かせていただけますか。

木村副支配人:皆様に愛される神戸北野に根付いた”唯一無二のレストラン”です。お客様が神戸に来られて神戸らしさ、北野らしさを感じてもらいたいという想いがありますので、例えば料理を待っていただく間に用意しているショープレートも神戸、北野らしさをイメージしたステンドグラスのショープレートを楽しんでもらえるようにするなど、ひとつの形に捉われずにお客様をおもてなしすることを心がけています。他のレストランではない見せ方、楽しみ方を提供したいと考えています。

ステンドグラスのショープレートでおもてなし
ステンドグラスのショープレートでおもてなし

――食材や料理へのこだわりについて教えてください。

木村副支配人:良いものを優先して使用するということにこだわっています。地産地消と言われていたりもしますが、もちろん良いものであればよいですが、他県でもいいものがあれば優先して使用します。そういう部分では特別に神戸や兵庫ということに捉われずにお客様に「おいしい」と言ってもらえるものを提供したいと考えています。ワインも8割はフランスワインですが、他の産地のものもおいしいものがあれば積極的に取り入れるようにしています。

「酸」を基調とした鷦鷯シェフが創造する「作品」

鷦鷯シェフの技が光る料理
鷦鷯シェフの技が光る料理

――鷦鷯シェフならではの逸品、技のようなお話を伺わせていただけますか。

木村副支配人:鷦鷯シェフの料理は「酸味」にこだわったソースが基調となっています。季節に合わせた食材、そして、その食材に合わせるのが、こだわりのソースです。もちろん素材自体へのこだわりも強く、納得ができない素材だと返品を繰り返すので「返品王」と呼ばれていたこともあるくらいです。主役の素材、それを引き立たせるソース、付け合せ、全てのバランスを考えた「作品」が酸味にこだわる鷦鷯シェフの料理です。最後までおいしく、楽しんで食べていただける”重くない”フランス料理だと思います。

「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」2Fダイニングルーム
「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」2Fダイニングルーム

――ワインへのこだわりも強いようですね。

木村副支配人:当店ではボトルでもグラスワインでも豊富に用意させて頂いております。お客様自身が様々なものを体験されて、ボトル一本でご利用するというだけではなく、料理に合わせてグラスワインで楽しまれるという方も増えてきています。そういったお客様のためにも新しい情報、新しいご提案ができるということは重要だと思っています。グラスワインでも常時10種類以上のワインを用意させて頂いておりますし、その場でのワインペアリングのコースもご用意致します。

「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」1Fダイニングルーム
「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」1Fダイニングルーム

――お客様はどんなことを期待されて来られている方が多いですか?

木村副支配人:お客様は誕生日とか、特別な一日のために「グラシアニで食事を」というシチュエーションが多いようです。当店でプロポーズをして結婚式も当店で行われたカップル様もいらっしゃいます。坂を上がってくるのが大変な場所ですが、そういう場所で「こんなお店を知っているんだ」と友達を驚かせたいというお客様のお話を伺ったこともあります。北野の街のなかの非日常的な空間でおいしい料理をと思って来られているお客様が多いのだなと感じております。

歴史と文化を紡いできた街 神戸北野

「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」
「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」

――神戸北野という、街の魅力について教えてください。

木村副支配人:印象的な洋館が多いのが北野の街の魅力ですが、異文化が混ざり合っていることでしょうか。フレンチもあればイタリアンもあり、アジアンテイストのお店もある。インターナショナルスクールもありますし、国際色豊かな神戸のなかでも、ひときわ国際色が強いのが北野の街の魅力だと思います。

――今後、どのようなお店でありたいと考えておられますか。展望などをお聞かせください。

木村副支配人:100年続いた歴史あるグラシアニ邸を舞台にして、これから100年先にも続くレストランでありたいと考えています。そのためにはどういう努力、工夫をしていくべきかということを我々全員で考えていかなければいけないと思います。たくさんの方に愛される神戸北野のフランス料理レストランでありたいと考えています。

これから100年先にも続くレストランでありたい
これから100年先にも続くレストランでありたい

鷦鷯シェフの料理は本当においしい料理なので、ぜひ一度は食べに来ていただきたいです。スタッフ一同もお客様に楽しんでもらい、喜んでもらおうという気持ちでサービスを行っています。ぜひお待ちしています。

「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」
「la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野」

la Maison de GRACIANI(ラ・メゾン・ドゥ・グラシアニ) 神戸北野

副支配人 木村政晴さん
所在地 : 神戸市中央区北野町4-8-1 グラシアニ邸
TEL :078-200-6031
URL:http://graciani-kobe.jp/
※この情報は2017(平成29)年1月時点のものです。