ターミナルJR「尼崎」駅北側に広がる尼崎市潮江エリアの暮らしやすさと資産性

「あまがさき緑遊新都心」として暮らしやすい街に進化

兵庫県の東に位置する尼崎市は大阪都心にもアクセスしやすく、買い物など生活の利便性にも恵まれた街として注目されている。とくにJR神戸線、JR宝塚線、JR東西線の3路線が利用可能なJR「尼崎」駅北口に位置する尼崎市潮江エリアは交通アクセスの利便性が高い街だ。

JR「尼崎」駅北口・尼崎市潮江の街並み
JR「尼崎」駅北口・尼崎市潮江の街並み

「尼崎」駅北口周辺はかつて工場が多く、「産業のまち」というイメージが強かった。その後、「アミング潮江」ことJR「尼崎駅北市街地再開発事業」が、兵庫県と尼崎市、住宅・都市整備公団の共同事業として、1999(平成11)年に完成。再開発にあたり周辺の道路整備も行われた。

さらに「キリンビール尼崎工場」の移転をきっかけとし、跡地では新しい都市イメージの創造を目標にした「あまがさき緑遊新都心」の整備が行われることになる。この新しい街は「尼崎」駅が3路線が集まる近畿地方有数のターミナルステーションであることから、「複合的広域拠点」を目指した。2009(平成21)年に「あまがさきキューズモール」の前身である「COCOE あまがさき緑遊新都心」が開業、「関西国際大学 尼崎キャンパス」の開設などがされた他、道路や公園などを整備し、計画的な街づくりがなされた。なかでも「潮江緑遊公園」は地域住民とのワークショップにより合意形成が進められ、住民のアイデアや意見を反映させてつくられたことで注目を集めた。

ターミナルステーションJR「尼崎」駅

JR尼崎駅
JR尼崎駅

潮江エリアの最寄りとなる「尼崎」駅からはJR神戸線、JR宝塚線、JR東西線の3路線を利用できる。JR神戸線は新快速や快速も停車し、「大阪」駅や「新大阪」駅、「三ノ宮」駅、「京都」駅に短時間でダイレクトアクセス可能だ。JR東西線なら「北新地」駅や「京橋」駅に直結。「大阪天満宮」駅ではOsaka Metro谷町線と堺筋線への乗り換えもできる。JR宝塚線は「川西池田」駅や「宝塚」駅方面への移動に便利だ。

「尼崎」駅からは「関西国際空港」へのリムジンバスも発着し、飛行機を使った旅行や出張もしやすい。

徒歩圏内で多数の大規模ショッピング施設を使いこなす

専門店がそろう「あまがさきキューズモール」
専門店がそろう「あまがさきキューズモール」

潮江エリア周辺はショッピング施設も充実している。「尼崎」駅からペデストリアンデッキ直結の「あまがさきキューズモール」には百貨店「あまがさき阪神」、スーパーマーケット「AL.PLAZA食品館」や「成城石井」をはじめ多彩な専門店が集まる。尼崎市内唯一のシネマコンプレックス「MOVIXあまがさき」もあり、買い物ついでに映画も楽しめる。スーパーマーケットは「アミング潮江ウエスト2番館」にも「阪急オアシス 尼崎潮江店」がある。付近の「アミング潮江商店街」には飲食店や金融機関などが並ぶ。

コストコホールセール 尼崎倉庫店
コストコホールセール 尼崎倉庫店

北東に少し足を延ばせば「イオンスタイル尼崎」、「島忠 ホームズ尼崎店」、「コストコホールセール 尼崎倉庫店」など大規模ショッピング施設が集まるエリアとなり、多彩な買い物ニーズを満たせるだろう。

子育て施設や大規模病院が充実、緑豊かな公園も隣接

開放的な芝生広場が心地よい「潮江公園」
開放的な芝生広場が心地よい「潮江公園」

潮江エリア周辺には「汐江ふたば保育園分園 チャッピー保育園」や「保育所ちびっこランドJR尼崎園」など保育施設が充実し、ファミリーも暮らしやすい街だ。「潮江緑遊公園」や「潮江公園」など緑を楽しめる公園も近い。

かかりつけに便利なクリニックのほか、「尼崎中央病院」や「尼崎新都心病院」など総合病院も多いのも安心だ。

優れた生活利便性を持ち、資産価値も高い街

近年は住まい選びに資産価値という観点が注目されている。一般的に都心へのアクセス、生活利便性・住環境に恵まれたエリアは資産価値が高くなると言われている。阪神間の都市はアクセスの利便性から資産価値が上昇傾向にあり、潮江エリアもやはり上昇傾向にあることからも、この説を裏付けている。

「尼崎」駅北口の街並み
「尼崎」駅北口の街並み

特に尼崎市は大阪都心部へのアクセス性に優れている。なかでも潮江エリアはショッピング施設や公共施設、医療機関など生活関連施設が徒歩圏に集まる利便性の高さや、「あまがさき緑遊新都心」で整備された開放的で緑豊かな景観など、資産価値が高くなる条件を満たしている。SUUMO(株式会社リクルート)による「資産価値が落ちない街ランキング2018 10年間の資産価値を調査~京都・兵庫・滋賀編」でJR「尼崎」駅が10位にランクインしたのもその表れと言えるだろう。

 

災害時の避難場所ともなる「潮江緑遊公園」
災害時の避難場所ともなる「潮江緑遊公園」

一方、潮江エリアは「産業のまち」から区画整理で整備された経緯から、現在は周辺エリアに比べ、価格が抑えられている。また、区画整理で道路や広場を広く取ったため、地震による全壊率が他のエリアに比べ大幅に低く、「潮江緑遊公園」も防災施設を備えた避難場所として機能するなど、防災面でも注目されている。

潮江エリアの近隣では、2026(令和8)年を目指し、大規模物流施設「GLPアルファリンク尼崎」が整備される予定で、これを起点にさらなる発展にも期待されている。こうした点から、潮江エリアは長い期間にわたって、資産価値が維持できる街と言えるだろう。

利便性と彩りあるスポットに恵まれ、資産価値も高い尼崎市潮江エリア。この街は住宅購入という観点からバランスに優れ魅力的な街だ。

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