ミマモルメ
全国1,800校、30万人の家庭で利用されている親と子どもたちをつなぐサービス「ミマモルメ」をご存じだろうか。外出する時は常に両親の手を繋いでいた子どもたちは、小学校に上がり、親の手を離れて登下校をするようになる。少しずつ成長していく喜びが大きくなる一方で、不安や心配が増えるという保護者も少なくないのではないだろうか。そんな保護者へ向けたサービスが、阪急阪神の提供する「ミマモルメ」なのである。
「ミマモルメ」は子どもたちが校門をくぐる度に、専用のスマホアプリに通知が届く。そのため、学校に着いたことも、下校したこともすぐにわかる。使用方法は子どものランドセルにICタグを入れるだけととてもかんたん。ICタグの大きさは一般的な名刺サイズよりも小さく40.0×57.8×6.1ミリメートルなので、子どもの負担はほぼないといっても過言ではない。
ICタグを持った状態で校門に設置されたトリガーコイルを通過すると、ICタグから電波が発信される。あらかじめ登録しておいた専用のスマホアプリやメールアドレスに校門通過情報が自動で通知される。実際に使用している保護者のうち96.4パーセントが安心を実感しているというから驚きだ。(公立小学校における登下校ミマモルメに関するアンケート調査2012(平成27)年7月阪神電気鉄道株式会社実施有効サンプル数470)
高機能タグでの検知は誤差がないため、GPSよりも正確に現在位置を把握できるだけでなく、小学校に通う6年間、ICタグは充電の必要がないというのも選ばれるポイントだ。子育ては、親離れのタイミングと同じくらいに子離れのタイミングも重要。監視・束縛しすぎない、見守りのあり方として利用してみてはいかがだろうか。