人気の神戸市でベイサイドの上質な暮らしを愉しめる新港町エリア

文化を感じられるスポットや上品な日帰り温泉も誕生

神戸市は江戸時代の開港以来、港町として発展を遂げ、今も異国情緒漂うまちなみが残る。近年、新港町エリアを中心としたベイサイドには新たな施設も誕生し、まち歩きの魅力が増した。

神戸の新名所として注目を集める「神戸ポートミュージアム」
神戸の新名所として注目を集める「神戸ポートミュージアム」

なかでも新港エリアに2021(令和3)年にオープンした「神戸ポートミュージアム」は、舞台のワンシーンのような空間で楽しめる都市型水族館「アトア」や、神戸のブランド「TOOTH TOOTH」がセレクトしたショップが集まる「TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES
(トゥーストゥースマート フードホール&ナイトフェス)
」などからなる複合施設で、早くも神戸の新名所として注目をされている。

神戸ポートミュージアム」に隣接して建つのはフェリシモの本社「Stage Felissimo」だ。ここにはフェリシモのアイテムを展示する「フェリシモ ギャラリー」、世界のチョコレートのパッケージを展示するユニークなミュージアム「フェリシモ チョコレート ミュージアム」のほか、約400名収容の「ステージ フェリシモ ホール」も併設されており、フェリシモの世界観を体験できるスポットとなった。

神戸ポートミュージアム」の南、海に突き出た新港第1突堤には「神戸みなと温泉 蓮」もオープンしている。和モダンの上質なデザインで統一された大人向け日帰り温泉で、和風庭園での散策やメリケンパークを望むオーシャンビューのスタジオでのヨガなど、多彩な体験を満喫できるだろう。

この新港第1突堤にある「新港第一突堤緑地」はハーバーランド方面に沈む夕日が美しく、海に映る神戸の夜景も格別だ。隣接する新港第2突堤には2025(令和7)年4月に1万人収容の大規模多目的アリーナが開業予定で、完成すればさらに魅力が増す。

Port Loopで三宮エリアからのアクセスもスムーズに

三宮エリアと新港町エリアを結ぶPort Loop
三宮エリアと新港町エリアを結ぶPort Loop

新港町エリアでは三宮エリアから「神戸ハーバーランド」を結ぶ連節バスPort Loopの運行が2021(令和3)年から始まり、神戸都心とのアクセスが便利になった。現在、三宮エリアからベイサイドを経て「神戸」駅付近を結ぶ次世代路面電車LRTの整備について検討されており、実現すれば新港町エリアの交通アクセスはさらに快適になりそうだ。

新港町エリアの西にある中突堤からは「神戸ベイクルーズ」や「神戸シーバス」などクルージング船も発着しており、海から神戸のまちなみを眺めるのも楽しい。

気軽にリゾートを満喫できる「メリケンパーク

新港町エリアに隣接する波止場町エリアには海を眺められる「メリケンパーク」が広がる。2017(平成29)年には神戸開港150年を記念して、海をバックに「BE KOBE」の文字が浮かび上がる「BE KOBE モニュメント」が設置され、フォトスポットとしても人気を集めている。

メリケンパーク」ではリニューアル工事で休業していた「神戸ポートタワー」が2024(令和6)年4月に営業を再開。屋上に、神戸の景色を360度見渡せるオープンエアデッキが新設され、さらに人気を増しそうだ。

特別な時間を演出してくれる「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」
特別な時間を演出してくれる「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」

メリケンパーク」周辺には「ホテルオークラ神戸」や「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」といったハイクラスホテルが並ぶ。これらホテルのダイニングやレストランで海を見ながら食事すれば、特別な時間を体験できるだろう。

多彩な専門店が揃う「神戸ハーバーランドumie

多彩な店が揃う「神戸ハーバーランドumie」
多彩な店が揃う「神戸ハーバーランドumie」

新港町エリア周辺はショッピング施設も充実している。「神戸」駅の海側「神戸ハーバーランド」には「神戸ハーバーランドumie」が広がる。ここにはスーパーマーケット「イオンスタイルumie」をはじめ約100店舗が集まり、あらゆる買い物ニーズに応えてくれる。

神戸ハーバーランド」にはDIY用品の品ぞろえが充実する「コーナンハーバーランド店」のほか、赤煉瓦の建物にグルメ店が集まる「神戸煉瓦倉庫」、10スクリーンを持つシネマコンプレックス「OSシネマズ神戸ハーバーランド」もあり、買い物ついでの食事や映画も楽しめる。

ショッピング施設や公共施設が集まる三宮エリア

リニューアルでさらに魅力を増した「東遊園地」
リニューアルでさらに魅力を増した「東遊園地」

新港町エリアからは三宮エリアも近い。「新神戸」駅から神戸税関交差点に続く三宮フラワーロード沿いには「神戸市役所」をはじめ、神戸都心のオアシスとして親しまれている「東遊園地」など公共施設や緑地が並ぶ。2022(令和4)年には「神戸市 中央区役所・中央区文化センター」もオープンした。

「三宮」駅近くには「神戸阪急」や「ミント神戸」、「神戸マルイ」など大規模ショッピング施設が集まるほか、「三宮センターサウス通」や「神戸トアロード」などにぎやかな商店街も広がる。

異国情緒を感じられるスポットも残る元町エリア

中華街として知られる「南京町」
中華街として知られる「南京町」

新港町エリアの北に広がる元町エリアは古くから神戸のショッピングタウンとしてにぎわった。今も活気あふれる「神戸元町商店街」が延び、百貨店「大丸 神戸店」も建つ。「南京町」は中華街として知られ、港町として発展した神戸の歴史を感じさせてくれる。

今も洋館が残る「北野異人館街」
今も洋館が残る「北野異人館街」

元町エリアから北に向かえば、異国情緒漂う洋館が並ぶ「北野異人館街」が広がる。「北野異人館街」の一角にある「北野工房のまち」は手作り体験が楽しめ、神戸ならではのグルメも味わえるスポットとして人気を集める。

元町エリア周辺には「生田神社」や「北野天満神社」など長い歴史を誇る神社が点在。つつじの名所として知られる日本庭園「相楽園」など緑にも親しめる。少し足を延ばして「六甲山」に登れば、昼間は神戸のまちなみと港、夜は鮮やかな夜景を満喫できるだろう。

ベイサイドの新たな魅力を味わえ、三宮エリアや元町エリアにも近い新港町エリアは神戸の魅力を凝縮したまちといえそうだ。

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